ぽんずの人生ゲーム

幸せな人生を音楽とともに

【書評】営業経験半年の営業マンが「あたりまえを疑え。」を読んで心がけること

f:id:hero1to3:20190114003206j:plain

はい、ぽんずです。

 

最近、意識して読書時間を作っています。

小さなころから本を読むのは好きだったのですが、働き始めてからは気軽に読める漫画や雑誌がもっぱらで、小説なんかを落ち着いて読む時間をあまりとれていませんでした。

2019年は読書の年としたいところです。

 

そんな私は昨年末から自分の営業の仕事に何か活かせることがないかと、一冊の本を読んでいました。

それが、澤円さん著作の『あたりまえを疑え。』です。

 

澤円さんはマイクロソフトで活躍されながら、プレゼンのスペシャリストとしても活動をされている方です。私が澤さんのことを知ったのは、IT関連の展示会でした。働き方改革について講演をされている澤さんのお話に引き込まれて、以来TwitterやVoicyなどの更新を気に掛けるくらいにファンになっています。

 

そんな澤さんの著作が昨年出版されたので購入し、先日やっと読み終えることが出来ました。本の内容も大満足だったので、気になった3つのキーワードやこれから実践してみたいことをまとめてみます。

 

 

「外のものさし」を持つことの重要性

澤さんは本の中で繰り返し「複業」をすすめられています。本業以外の仕事で収入を得ようとする「副業」とは若干異なり、複数の「本業」を持つような働き方だと私は認識しています。

 

一つの企業で働き続けていくという未来があまり想像できない私。将来に対して言語化できず不安になっていたことへの対策がこちらの「外のものさし」でした。

転職を選択できる人材となるため

自分が所属している企業からの評価を第一とするのではなく、社会全体、市場全体からの評価を第一とする考え方。ちきりんさんの言う「マーケット感覚」と同じような感覚でしょうか。

 

部署を移動して、ついつい同僚や上司の顔色を見ることも多いのですが、社内の評価だけを意識して成果を上げようとする姿勢は修正しようと思いました。そうしないと、自分の納得のいかない環境でも文句も言えず、転職という選択肢も選べない社内向けのスキルしか身につかない人材になってしまう気がします。

自分の視野を広げられる

営業の仕事を始めて他社に訪問する機会が増えたことで、自分が入社してから仕事だと思っていたものがほんの一部分だったことに気づきました。様々な業種業態で働く人がいて、それぞれに困っていることや価値を生み出している内容も様々です。

 

本業の仕事以外でも自分の所属するポジションを変えると様々な世界の存在を知ることができます。投資に興味を持てば経済に関心を持つし、筋トレに興味を持てばプロテインに関する知識も付き始めました。笑

 

自分の本業だけでなく複数の「外のものさし」を持つことで、興味の幅が広がります。結果として本業の仕事にプラスになったり、もしかしたら生涯の趣味としたいような出会いもあるかもしれませんね。

 

プレゼンは聞き手への「プレゼント」

仕事で顧客に対して提案資料やプレゼンをする機会が増えてきました。今まではお客さんの顔を見る余裕もなく、ただ自分の制作した資料を「読む」だけがプレゼンだと思っていました。

 

顧客が本当に必要としてるのは商品を使って得られる「価値」

しかし、この本を読んでプレゼンを聞き手への「プレゼント」だと思って行動する大切さを感じました。プレゼンの受け手は商品を買うのと同時に、商品を買ったことで自分が得られる価値を買っている。そんな認識が私には不足していました。

 

こんな視点を持てるようになると、顧客の顔を見ずに行うプレゼンはあまり意味がなく効果的ではありませんし、独りよがりなプレゼンではきっと成果もあげられない気がします。

 

自信と余裕をもってプレゼンに臨む

見た目がちょっといまいちだったり、受け答えがスマートでなく自信がないように見えてしまうと、「こんな営業担当からは買いたくない!」となってしまうと思います。以前書いた記事にも似たようなことを書いていたりします。

 

www.ponz-life.com

 

商品の価値もさることながら、プレゼンを行う自分自身も見られているという意識は今までよりしっかりと持とうと思いました。

 

「他の人よりも得意なこと」を3つ掛け合わせる

「外のものさし」という考え方にもつながるのですが、市場で評価される人として成長していくための方法論についても言及されていました。

 

誰かに価値を提供できる人は希少な人材です。その希少な人材になるためには他の人と比べて得意なスキルが必要なはず。他人と比べてユニークな存在になるための3つの得意を掛け合わせることが重要だという話でした。

自分の好きを仕事にできる可能性

例えば「ゲーム」が趣味で、「話すこと」が好き(得意)な人がいたとします。この人がさらに「動画編集スキル」を身に着けると、昨今話題のyoutuberなど動画配信を仕事につなげられるかもしれません。

 

あくまでも上に挙げたのは一例ですが、好きなことだと続けるのも苦になりませんし、上達するまでに長い時間がかかったとしても、その過程も楽しむことができるかもしれません。

 

「誰にも負けない得意なこと」というとなかなか思いつけないかもしれませんが、「人よりちょっと得意かもしれないこと」ならば3つくらいは思いつけるはず。それを組み合わせるアイディアも柔軟に考えて、複業の可能性を見つけてみたいですね。

 

「他の人よりも得意なこと」を探すために

私はこの『あたりまえを疑え。』を読んで、「他の人よりも得意なこと」を探すため、今までの行動を変え始めたいと思います。

 

具体的には、

  • 自分の知っている知識・情報をアウトプットすること
  • 興味のあることはとりあえず挑戦、調べてみること

というあたりを続けていきたいと思います。

 

アウトプットで人に説明できるように情報を整理

「他の人よりも得意なこと」というのは人に説明できることだと思っています。

 

ブログに限らずどんな媒体を使ってもいいと思いますが、自分の中で完結させずに人の目に触れる場面にどんどん出していこうと思います。

「人に見せられるものに仕上げてから」と考えるといつまでたっても完成しません。60点でもいいから見せるということを大切にしていきます。

 

自分が理解していないことを説明することはできないので、人に説明する過程で自分の中で情報整理することが出来るのもメリットだと思ってます。

 

人に説明できるくらい得意なことを今年は見つけたいと思います。

 

頭でっかちにならずにとりあえず行動

もしかすると今の自分には人より少し得意なことが3つもないかもしれません。それなら、これから見つける可能性もあるわけで、やってみるまで分かりません。

 

ということで、やらない・できない理由探しをしないようにします。とりあえず手を出してみて、向いてるかどうかは後回しにしてみます。

 

直近でやってみたいことは「ボルダリング」だったりします。筋トレが続かず、ランニングも続かなかった自分ですが、運動はしたいしたいと思い続けていたので、まずは一度行ってみたいと思ってます。

 

『あたりまえを疑え。』はこんな人におすすめ

新時代の働き方革命という帯がついていましたが、この『あたりまえを疑え。』は自分のこれからの働き方を考えるきっかけになる本だと思います。

 

2019年から始まる残業規制や有休義務化などなど、本業での給料は将来的に下がる人もいるかもしれません。

 

  • 「今の自分でいいんだろうか?」と不安を持つ人
  • 「未来の働き方ってどんな感じなんだろう」と気になった人
  • 「仕事で今より成果をあげる方法」を探している人

興味を持たれた方はぜひ一度手に取って読んでみてくださいね。