転職を悩む前に、職種異動や部署異動は検討してみましたか?
はい、ぽんずです。
3月に入って2020年度の採用活動がスタートしましたね。
きっと大学3年生を中心に、会社説明会や面接に参加し始めたころでしょう。
リクナビやマイナビなんかに「先輩はこの時期に〇件エントリーしてました」とか煽り始めているんじゃないかなと。
就職活動をして今の会社の選考を受けたのは数年前になっていて、当時のこともなかなか思い出せなくなってきました。
もちろん、社会人として最初の会社になるわけなので、適当に会社を選ぶのではなくしっかりと吟味してもらいたいですね。
とはいえ、会社に採用されたから安泰!というわけではないのが辛いところ。
実際に就職しても、仕事に対する悩みが消えることはないことが多いはず。
就職活動がすべてじゃない。転職を考える時が来る。
とはいえ、さんざん会社を吟味して選んでみても、実態は入社するまでなかなかわからないもの。
更に上司が変わったり、仕事相手が変わるだけでも自分に及ぶ影響は大きいものです。
好きだった仕事が嫌いになる可能性もありますし、就職活動で選んだことがすべてではないはず。
「今、自分がしていることは意味があるのかな?」とか「この仕事をし続けるのはしんどい」などなど。
自分の仕事について考える瞬間というのが、きっと多くの人は経験すると思います。
私も実際に、SEの仕事を4年ほど続けてみて、働き方に疑問を感じて部署異動を経験しました。
その時の経緯は以下の記事にまとめています。
仕事の負荷が高い時か、現状に満足できていないときに考えることになりがちなので、
自分のコンディションを整えて、落ち着いて考えられるといいですね。
今の会社を辞めることに迷ったら
いざ、「今の仕事はだめだ!」と思ったときに一番初めに起こすアクションはきっと「転職サイト」への登録だと思います。
自分の経験を活かせる仕事を探してみたり、気になっていた新しい業界のことを調べてみたり。
登録した瞬間から、スカウトメールが飛んでくることもあるので、ちょっと浮かれてしまうかもしれません。
中には、今の会社よりも高い給料を提示してくれる会社もあるはず。
それくらい、今は人手不足な業界も多いのが現状です。
とはいえ、そこでスパッと決断ができる人は多くはないのではないでしょうか。
同期に愚痴ってみたり、家族や友人に相談してみたり、先輩社員に探りを入れてみたり。
それでも、転職を決めきれなかった人は一度「会社に留まる」という選択肢も落ち着いて考えてみてはどうでしょう。
しかし、「今の仕事を我慢して続ける」という選択ではなく「今の仕事で新しい仕事をする」という選択について考えるのです。
それが「職種異動」と「部署異動」です。
職種異動は自分の可能性が広がる
職種異動は例えばエンジニア職から営業職への異動のような、今までとは異なる働き方をする方法です。
自分の仕事に満足している人とは無縁だと思いますが、自分の仕事に疑問を持っている人は一度検討してみてほしいです。
職種異動のメリットは「変化が大きいこと」です。
良くも悪くも、今までの環境から大きく自分の立場を変えることができるので、
今まで抱えていたマンネリ化に対する対処療法としてはぴったりです。
私は営業の仕事を始めてみて、SEのころとは全く異なる仕事の仕方で
毎日新鮮な気持ちで働いてたりします。
他にも、実際に試してみることで気づけることは多いもの。
やってみると「予想以上に自分に合っている」と気づけるかもしれません。
もしくは、「思った以上に自分は向いていない」と気づくこともできるかもしれません。
どちらもやってみるまでは、想像でしかなかったものが自分の経験として身に着くのは大きく違います。
「部署異動」は人間関係のリセットに
働いていると、どうしても自分と合わないという人と出会うこともあると思います。
それが、同僚なのか上司なのか、はたまた仕事相手なのか。
合わない人と一緒に働くというのは、かなり自分にストレスを与えると思います。
とはいえ、自分に合うように相手を変えることは自分が変わる以上に大変です。
労力をかける割に、効果があらわれにくいことではないでしょうか。
それくらいなら、自分から環境を変えてみましょう。
「部署異動」をすれば、結果として同僚、上司、仕事相手をすべて一度に変えられます。
人間関係で消耗していることがモヤモヤしている人は、働いてみたい部署を探してみたり、
一緒に働いてみたい尊敬できる別の部署の上司を見つけてみるのもありですね。
社内異動は転職に比べてリスクが小さい
「職種異動」も「部署異動」も共通して言えることは、転職に比べるとリスクが少ないということです。
転職のリスクといえば、「思っていた仕事が出来ない」だとか「前の会社の方が良かったと後悔すること」です。
社内での異動の場合は、仕事を変わった後のギャップを抑えることが出来ます。
給料や社内のルールなど大きな枠組み(ハード)は変わらないものの、一緒に働く人や雰囲気(ソフト)を変えられます。
職場の規模にもよりますが、社外に比べれば事前に部署の情報も調べやすく、
気になる部署の上司や同僚との交流のチャンスも作りやすいです。
もし、給与や会社全体のルールに対してがっかりしているなら、転職をするのがいいでしょう。
ただ、「職場環境がいまいち」だとか「今の仕事はマンネリ化している」といった悩みの場合、
転職をする前に一度、社内異動を検討してみてはどうでしょう。
上司に直接相談がしにくければ、社内で異動したことのある先輩に聞いてみる。
信頼できる総務の人や、ちょっと離れた役員にコネがあれば利用してみる。
今の会社にいて、実践出来そうな手は模索してみてください。
一旦、今の会社にとどまる方向で仕事の見直しをしてみるのは、いかがでしょうか。
それでも、転職したい!という意思がはっきりしている場合は、
転職サイトに登録をして、早速行動にうつしてみましょう。